背骨を揺らして体を均す

【連続する生命】

季節ごとに楽しませていただいている御船山楽園。
チームラボの作品を今年は最終日にようやく見に行くことができました。
早めに行ったつもりでしたが(17時ちょっとすぎ)、車が多すぎて第2駐車場(競輪場付近)へ。
ただ、臨時バスが頻繁に出ているので不便さは感じませんでした。

御船山

以前も行きましたが、テーマは「連続する生命」
解説書みたいなものを受け取るのですが

 

■それぞれ自律しており、ゆっくりと呼吸するかのように明滅している
■他のふるまいを受ける
■全体として以前の状態が複製されることなく、変容し続ける。今この瞬間の絵は2度と見ることができない
■水は、無数の水の粒子の連続体で表現し、粒子間の相互作用を計算している
■動的な美しさ
■人の存在による空間の変化や動きを受け入れた新しい時代の空間のありよう

・・・等、体というものの捉え方というか整体施術にも参考になる点がたくさんありました。

チームラボの作品の数々・・・素晴らしいの一言です(*^_^*)

御船山2

さて話は少し変わりますが、当院には色んな方が体調不良でお越しになるのですが
お体の状態については基本的に共通言語である西洋医学(解剖学等)を元にした説明をしております。
ただ、病院に長く通っても良くなってない方などは視点を変える必要もあるのではと考えており、
東洋医学的あるいはもっと抽象的な説明をする場合もあります。 

当院ではいくつかのモードで体を観察しますが、その中の一つとして体を粒子の集合体として捉えております。
細胞の一つ一つに軸がありながらも、周りのふるまいによって常に状態を変え、うまい具合に秩序を保っていると考えております。
ただ、体には様々な刺激や情報が錯綜しており、何かのきっかけで秩序が保てなくなった時に色んな不調が出てくるのかもしれません。

不調のある時は粒子の集まりが不均衡(密の部分と粗の部分が極端)に感じますので、
当院では各人の体が求めるリズムで背骨を揺らしてその不均衡を「均す」感覚で、体に秩序を与えている感じでしょうか。

それぞれ許容量というものがあると思っておりますが、余裕がない方は何か嫌なこと等ストレスがかかった時、すぐにキャパオーバーになり症状が出ます。
逆に余裕があれば、ストレスがかかってもキャパを越えないので症状が出にくい。

 

この曖昧な許容量というものを検査測定器(医療機器)を使用し、なるだけ「見える化」するよう心がけております。
見える化できれば現在地(体の現状)を把握でき、ゴール(目標)までの道のりをイメージしやすいので、それだけでも良くなることも少なくありません(*^_^*)

(逆に状態を明確にするとショックを受けて具合が悪くなる方もいらっしゃるので、あえて曖昧にしておいた方がいい場合もあります。体というものは謎の部分も多く面白いです)

 

何だかまとまりのない内容になってしまいましたが
ぜひとも「御船山楽園」などたくさん武雄市にお越しいただければと思っておりますm(__)m

黒岩整体院