居ずまいを正す

どうも。
昔みたいに大食いができなくなり、歳を感じている黒岩です。

さて、実は久しぶりに面白い本（漫画）に出会いました。

「私は利休」

茶道の神髄は『おもてなしの心を磨く』ことだと理解しておりましたが
『見えない力』や整体にも通じるところが多く
非常に勉強になりました。

【居ずまいを正す】

私は茶道を始めて９年目(最近はかなりサボってましたが)になりますが
恥ずかしながら先日「利休」を読んでいてようやく気づいたことがありました。

お点前に入る直前、先生に必ず「居ずまい正して、落ち着いて･･」と声をかけていただいてます。
今までは何となく姿勢を正すだけでしたが、自分が全くできていないことがわかりました。

「居ずまいを正す」とは単に姿勢を良くするだけでなく
謙虚な気持ちで物事に接し
その結果姿かたちから心根、身にまとった「空気」まで美しく正す・・・
ことを言うそうです。

自分の愚かさ、意識の低さに衝撃を受けてしまいました。

ここ数日はこれを施術に活かせないかと思い実行しております。

施術において私は初めに患者さんの後ろに立ち、立位でほぼ全身を調整するのですが
その際に「居ずまいを正して」から行うようにしたところ、今までより良い結果が出るようになりました。

まだまだですが、居ずまいを正すことで患者さんにリラックスしていただき
安心･信頼の空気を身にまとえるよう試行錯誤して参ります。