「なかなか良くならない」と悩むあなたへ

もし、「痛みから解放されて、やりたいことを全力で楽しめる体」を本気で望むのであれば、もう少しだけ『しつこく』なられてみてください。

誤解を恐れずに言えば、「すぐに諦めないでほしい」のです。

体がなかなか変わらない時、多くの場合は技術的な問題よりも、心の中に無意識にかかっている「メンタルブレーキ」が原因になっていることがあります。

 

以前、当院に来られたある方は、長年の膝の痛みで「もう歩けなくなるかも」と悩んでいらっしゃいました。こちらが提案したセルフケアや生活習慣の改善に対しても、最初はなかなか一歩が踏み出せませんでした。

やり方がわからないわけではありません。何がブレーキになっていたのか…

後からお聞きしたのですが、「もし頑張って改善しなかったら、その時こそ絶望してしまう」という、失敗への恐怖心だったそうです。

しかし、勇気を出して、まずは2週間だけ徹底的に取り組んでいただきました。その結果、あれほどひどかった膝の痛みが和らぎ、今ではお孫さんと旅行に行けるまでになられたのです。

 

健康になろうと努力し始めると、たまに水を差すような情報が入ってくることがあります。

「そんなのやっても意味ないよ」「もっと楽な方法があるよ」といった周囲の声や、ネットに溢れる真偽不明の情報です。

実は、世の中の情報の多くは、誰かの利益のために「あえて極端なこと」を書いている側面があります。

例えば「〇〇は飲むな」「この運動は危険」といった極端な批判は、注目を集めて自分の商品を売りやすくするための戦略であることが多いのです。

ですから、ネットの批判的な情報や、根拠のない噂にどうか心を乱されないでください。 その不安は、私たちの体の回復に1ミリも貢献しません。

必要なのは、外野の声に左右されない「いい意味での鈍感さ」です。

 

改善のペースは人それぞれです。

三歩進んで二歩下がるような時もあるかと思います。

ですが、そこで諦めずに「しつこく、貪欲に」自分の体と向き合い続けてみられてください。そして、小さな変化に目を向け、外の雑音には「鈍感」でいてください。

これらを意識しなくなったころ、きっと、痛みがあったことすら忘れてしまうような体の状態を手にされているはずです。

 

一緒に、しつこく頑張ってまいりましょう！