改善への第一歩で、最も大切なこと

自律神経を整え、健康な毎日を取り戻すために、最も大切なことは何でしょうか。

有名なサプリメントでしょうか。それとも、特別なストレッチや最新の施術法でしょうか。

もちろん、それらも助けになります。しかし、それ以上に重要で、これを見失うと他のすべてが空回りしてしまう「たった一つの要素」があります。

 

それは、「自分に対する自信(信頼)」です。

「えっ、精神論?」と思われたかもしれません。しかし、自律神経失調のケアにおいて、この「自分を信じる力」こそが最強の薬になるのです。なぜなら、自分を信じられない状態では、どんなに良い施術を受けても「本当に良くなるのかな…」という不安(ストレス)が、体の回復を邪魔してしまうからです。

 

この自信をつけるには、2つの視点があります。1つは、小さな「できた」の積み重ね。もう1つは、「最初の一歩で、高いハードルを飛ばないこと」です。

実は、人間の体の仕組みや良くなる力に、そこまで大きな個人差はありません。それなのに、スムーズに回復する人と、長引いてしまう人がいます。その差はどこで生まれるのか。

それは、最初の一歩で「高すぎる目標」を立てて挫折し、自信を失ってしまうかどうかです。

一度「やっぱりダメだ」と自分に失望してしまうと、脳は防衛反応を起こし、次に進むのが怖くなってしまいます。だからこそ、特に初期段階では「絶対に失敗しないこと」が何より大切なのです。

 

良くなりたい一心で、「来月にはバリバリ働けるようになりたい!」と大きな目標を立てることは素晴らしいですが、体調が不安定な時期にそれを唯一の目標にするのは、少しギャンブルに近いかもしれません。

初めは、もっと「堅実」でいいのです。体調管理も練習と同じで、繰り返すうちにコツを掴んでいくものです。最初から完璧にできる人なんていません。

あやふやな状態で「妄想レベルの高い目標」を追ってしまうと、できなかった時に自分を責め、勇気を失ってしまいます。

 

では、どうすれば確実に自信をつけられるのか。答えは簡単です。「とにかく小さく始めること」です。(ベビーステップとも言われます)

ある教育現場の実験で、勉強が苦手な高校生に、あえて「簡単な小学生の問題」を解かせた例があります。

「高校生なのに小学生の問題なんて」と思うかもしれませんが、目的は正解することではなく、「自分でも100点が取れるんだ!」という感覚(自信)を取り戻させることにありました。

もし、いきなり難しい問題に挑ませていたら、彼らは「やっぱり勉強は無理だ」と二度と鉛筆を持たなかったかもしれません。

 

自律神経のケアも、これと全く同じです。

• × 毎日1時間ウォーキングする(ハードルが高い)

• ◎ 玄関で靴を履いて、外の空気を吸うだけ(これなら100点が取れる)

最初の一歩が小さければ小さいほど、確実に成功できます。

その「できた!」という小さな自信が、2回目、3回目の前向きな意欲となり、体が変わっていく楽しさを教えてくれます。

自分を追い込むような「高い目標」に振り回されないでください。

 

まずは、今日確実に踏み出せる「小さくて堅実な一歩」を大切にしていきましょう。その一歩の積み重ねが、気づいた時には私たちを遠くまで運んでくれているはずです。

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