運動で自分をコントロールする

不定愁訴、不安障害など自律神経の乱れでお悩みの方に共通している点は、自分自身や感情をコントロール出来なくなっている、というところです。
どんな症状であれ、今までの生活習慣・環境・思考パターン・行動が症状と関係しており、改善させる為には何かを変える「意志・覚悟」が必要になります。

我々は放っておくと、ある得意なパターンにはまっていきます。そのパターンが心地よいからです。しかし様々な環境で生きていくと、そのパターンでは不具合が出ることがたくさんあるものです。

無意識なパターンというのはあまり頭を働かせていません。
新しい選択をして行動を繰り返していると、脳(特に前頭葉)が活性化して働きを取り戻すことができます。

そこでおすすめするのが運動です。
何らかの症状がある方で運動の習慣がある方はかなり少ないです。

まずはウォーキングなどの有酸素運動を定期的に行うことをオススメいたします。
ある程度習慣化してきたら、時間を伸ばしたり、物足りなくなったら筋トレに変えていきましょう。

大事なのは「計画を立てて行う」こと。始めから頑張り過ぎて、辛くて続かないようではもったいないです。
ベビーステップ(物足りないくらいの手順で進めていく)でいきましょう。

運動にはもちろん、体を動かすことで筋肉・脳、全身の血流が良くなって代謝を上げてくれる働きがあります。
そして運動によって神経伝達物質(抗うつ薬・安定剤などはこの神経伝達物質を調整するものです)を自ら作用させて、達成感や爽快感が得られるのです。

長くなりましたが、運動をするということには
・自分なりの計画を立てて自分をコントロールする訓練
・衰えた脳をもう一度復活させることが出来る、鍛えることが出来
この二つの重要なメリットがあるのです。
誰かにコントロールされる人生は嫌ですよね。人生は自分のものです。
自分をコントロールする感覚を覚えて、これから先の人生を気分良く過ごしたいところです。

自律神経失調症について詳しくはこちら

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