過去の良かった時の自分を手放せない。安定を求めすぎる。
何でもコントロールしようとしすぎる傾向がある方がたまにいらっしゃいます。
食欲・睡眠欲・呼吸のリズムなど、これらは本来、体が自律神経の働きによって自然と要求するものです。
お腹が空いてないのに、無理して食べる。
疲れているのに睡眠時間を削って無理をする。
特に何でも一生懸命やろうとする方は、かえって力みが出たり、頭の中が整理できなくなる場合があります。
体の声を無視して頭でっかちになっていると言えるかもしれません。
そういう状況では、日常でも何かと自分で操作しようとしがちです。
委ねることができず、思考中心で行動してしまうことが癖になり、頭が常にいっぱいいっぱいの状態。
色々と考え事が沸き起こり、解決しないまま次の考え事に取り組むことに。これでは頭が休まる暇がありません。
何でも頭で考えて、全てに答えを出し続けようと行動していると、いつのまにか本来の自然の流れとは違う方向に向かってしまう事にもなりかねません。
つまり、体で言えば自然治癒力が働かない(働きにくい)状態になってしまうのです。
委ねるとは、まず自分の体がどうなっているのかを把握して、その状態に身を任せるということです。
今、呼吸を深くすることができるのか・浅くなっていないか。
お腹は減っているのか。脚に力が入るか・・・等。
こういった体の状態を感じてみてください。そして、いきなりその状態をコントロールするのではなく、まずその体の状態に委ねてみましょう。
例えば、緊張で呼吸が速くなっていると感じたとしたなら、いきなり慌てて呼吸を整えるのではなく、呼吸が速くなるのは自律神経の正常な反応であり、決して悪い事ではないわけですから、まずその速い呼吸に身を委ねてみてください。
それから、ふぅーと吐いてコントロールしていけば落ち着いていきます。コントロールするのは委ねた後でいいのです。
いつのまにか一人で頑張りすぎている方。いつもホッとする機会がなく息苦しいと感じている方。
かなり体を酷使して頑張っておられるはずです。
少しずつ焦らずに、まず自分を感じる事から始めてみてはいかがでしょうか。
当院では的確な整体施術と各々の環境に合わせた生活習慣のアドバイスで、体と心のバランスを取り戻すサポートをしています。
何かありましたらお気軽にご相談ください。少しでもホッとできるお手伝いができればと思っております。
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