DLPFCと痛みの回路

脳で痛みを感じ、脳から体を動かすなどの指令を送っているわけですので
脳は非常に重要な部分であることに間違いありません。

その中でも現在注目されている所として
DLPFC(背外側前頭前野)という部分があります。

DLPFC

 

DLPFCは脳の神経細胞の興奮を鎮める働きをしますが
慢性的な不安・恐怖などのストレスにさらされていると、この部分の働きが衰え「痛みの回路」の興奮が続き、痛みが長引くことになります。

 

DLPFCの衰えは半年以上の腰痛に悩んでおられる方に共通した異変だそうです。
ここの働きをとり戻すことが腰痛改善のカギになるとのことですが
これは腰痛だけでなく、うつ病や自律神経失調症など他の疾患にも言えることだと思っております。
実は海外ではDLPFCを狙った磁気刺激で大きな成果を上げているとのことです。

今後はさらにストレスへの対処が重要になります。

 

体への知識があることで、不安や恐怖心が和らぎますので
当院では自律神経の話など一般の方向けの勉強会を不定期ですが開催しております。

また、必要以上に痛みや不調を恐れず、動ける範囲で積極的に身体を動かすことも大事だと思います。

実際にお悩みの方は大変だと思いますが
必ず解決法はありますので諦めないようにしてください。

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