迷いと決断が自律神経を整える

【自分の人生は自分でコントロールする】

「自分で決めて行動することが大切」とお伝えしておりますが、これは精神論ではありません。自律神経系のメカニズムから見ても理にかなっています。

私たちが「迷う」時と「決断する」時に、体の中で何が起きているのでしょうか。

 

絶対的な答えが分からず「どうしよう…」と迷う状態は、一時的には「ストレス」を生みます。

しかし、このストレスによって、自律神経の交感神経(アクセル)が働き、脳が活性化し、情報収集や思考が活発になります。

過度な迷いは不調の原因になりますが、適度な迷いは脳を刺激し、次の行動のためのエネルギーを生み出します。

 

そして「よし、これでやってみよう!」と、自分で決断を下すと、それまでの迷いや不安がスッと和らぎます。

この瞬間、主に副交感神経(ブレーキ・リラックス)が優位になり、脳と体が落ち着きを取り戻すのです。

自分で選択し、主体的に行動に移すことで、交感神経優位の状態から、副交感神経が働きやすい安定した状態へシフトできるわけです。

 

大事なのは、自分で情報を収集(交感神経)、自分で考えて決断(副交感神経)というサイクルを回すことです。

これは、「自分の人生(健康)は自分でコントロールできる」という感覚(コントロール感)を高めることになります。この感覚こそが、自律神経のバランスを整え、結果として自己治癒力や症状改善を力強く後押ししてくれるのです。

迷うことは悪いことではありません。 迷った後に自分で決断するプロセスこそが、私たちの自律神経を整えるトレーニングになっているのです。

 

当院では、ご来院された方の「自分で決めたい」という主体性を尊重し、サポートすることを心がけております。何かありましたら、遠慮なくご相談くださいませ。

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