ギックリ腰について

メインビジュアル01-ぎっくり腰

ギックリ腰は疲労の極致で起こることが多い(寝違いも同様)

 

睡眠不足や肉体的・精神的ストレスが続くと疲労が溜まっていきますが、その疲労を分解するのにカルシウムが消費されます。

筋肉や靭帯はカルシウムで潤いを保ってますが、疲労が溜まりすぎると血液中からカルシウムが足らなくなります。
血液中のカルシウムイオンは生体恒常性機能により、一定に保たなければならないので、どこからかカルシウムを動員しなくてはいけません。

その場所が筋肉や靭帯になります。
そうなると、例えば骨盤の仙腸関節は靭帯のみの結合で筋肉はあまり関与していないので、その靭帯からカルシウムが欠乏してしまうと支える力が弱くなります。

その状態で中腰で何かを持ち上げたり、ちょっとした動作が引き金となって、痛みが出たりします。
また、ギクッとしなくても疲労が蓄積していくと、支える力が弱くなっていることで徐々に仙腸関節がずれてギックリ腰と同じ状態になることもあります。
ギクッとしようがしまいが結果的に起こっていることは同じということですね。
※痛みが強い時はアルコールは控えた方がいいと言われていますが、アルコールを分解するためにカルシウムが動員され患部の修復までに至らないということだと思います。
カルシウムの話は少し分かりにくいので、新しいゴムと古いゴムの違いだと思った方がわかりやすいかもしれません。
(ゴムを筋肉と思って下さい)


新しいゴムは伸ばしてもまた元に戻りますが、古いゴムは伸ばそうとすると途中でちぎれたりします。

そんな感じで、疲労が限界まで溜まった筋肉は弾力性が低下してますので、しゃがんだり、何か物を取ろうとして筋肉が伸びた際にブチッと部分的に断裂して炎症を起こし、その結果痛みが出るということになります。
(筋肉が硬くなって、伸びる余裕がないのです)

ひどい場合は咳やくしゃみでも同じようになります。
咳やくしゃみをすると、腰に響くという方は痛みが出る前兆ですので、ご注意ください。

 

ギックリ腰で来院される場合

自分で来院できないくらい痛みがひどい場合は施術を受けるより安静にしていた方がいいです。

ご自分で運転して来院できる場合は遠慮なくお越しください。

黒岩整体院