以前茶道を10年くらい続けていた時期がありました。棗や茶杓などの茶道具については「恋人の手に触れるように」丁寧に扱ってください、と先生がよくおっしゃってました。
おかげさまで軽い物や安価な物でも、まるで重い物を持つかのように、大事そうに扱ってしまうことがあります。
茶道と少し話がズレますが、筋トレも似たような部分があるかもしれません。
筋肉の収縮形態にはエキセントリック収縮(筋肉が伸ばされながら力を発揮する)と、コンセントリック収縮(筋肉を縮めながら力を発揮する)があります。
長い階段を登り降りしたとします。
登る時の筋肉の使い方はコンセントリック収縮(縮む)
降りる時の使い方はエキセントリック収縮(伸ばす)
キツいのは登る方かもしれませんが、実は筋肉痛になりやすいのは降りる方。
つまりエキセントリック収縮(伸ばす)が筋肉に一番負荷がかかるのです。
降りる方は筋肉を制御しながら動作している為、実は負担が大きいわけですね。
ダンベルも下げる時に重量に耐えながらゆっくり下ろしていくと筋肉への負担が大きく、筋肥大しやすいと言われています。
懸垂をする時ゆっくり下がったり
ダンベルを下ろす時・置く時も茶道具を扱うように「ゆっくり丁寧に」を心がけております。
人生と筋肉の関係性を例えてみると、抑圧や抑制というブレーキ(エキセントリック)をかけながら生活しているのが現代社会と言えるかもしれません。
自由に生きる(コンセントリック)のは理想ですが、難しいところでもあります。うまくバランスをとりながら生活していきたいものですね。
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