自律神経・体と心の話

2013年から「365日 健康の格言」というメルマガを配信しておりますが、おかげさまで数年に渡り継続して読んでくださる方がいて有難い限りであります。

さて昨今、体と心のバランスを乱している方が従来より増えてきています。ストレス過多の生活の中で体が不調に陥り正常な判断ができなくなり、さらなるストレスを生む・・・という負の連鎖を感じます。

整体の施術において、体を整え心も楽にするということを実践しておりますが、なぜそういったことが可能なのかを新たなメルマガ（無料）で配信しようと思っております。

他にも自律神経・感情と症状の関係、姿勢・内臓・トレーニング・ちょっとマニアックな内容等色々な話を書いていく予定です。

理屈がわかることでより納得して施術を受けることができ、さらに施術の結果も良くなると思っております。

「365日 健康の格言」は読みやすいよう数行の投稿がほとんどで、今回のメルマガ（自律神経・体と心の話）もできるだけ短くを意識しておりますが、健康の格言より少し長めの内容になっております。当整体院に縁のある方が日々楽しく、人生を豊かな方向で過ごしていただけるよう頑張ります。

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自律神経・体と心の話

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自分の好きな事を仕事にするのが理想ではありますが、好きな事ばかりをやっていると社会から外れる場合もあります。
嫌いな事の多くが社会的であり、協調性とも言えます。

誰かと繋がって生きていくという事。
人との繋がりが無くなると呆けたり、目標や生き甲斐がない為に寿命も短くなりやすいという論文もあります。
霊長類は孤独では生きていけません。

よくお伝えしている「バランス」が大事です。
社会的役割は全うするもの。父なら父らしく、母なら母らしく。上司や部下の関係等々。

ただ、社会的役割を全うすればするほど感情を抑える事でもあります。
我慢なしでは何事も進みませんよね。

感情は出す事、そして出した時に話を聞いてくれる人や頼れる人がいるかどうかが重要です。
もちろん、それには相談者との関係性があっての事です。

関係性がないと誰も自分の事を分かってくれない、と思うハメになります。
まずは感覚を感じる意識→それに気づく→感情が生まれる→感情によって行動が起こる→自分の欲求に辿り着く→認めてくれたり、分かってくれたりで承認が生まれる。

人に認めてもらえたり、分かってもらえる事で人は満足し、溜まったモヤモヤやストレスも解放されます。
話を聴いてくれる人がいるということは、人生において非常に素晴らしいものだと思います。

ストレスだらけの現代社会。
ストレスを感じた時は感情もセットですが、実はその感情を出さない事はさらに強いストレスを生むことになります。

我慢我慢…これが心身に負担をかけます。
すると、感情を感じるのが辛くなってくるのです。

「感情を感じなきゃいいんだ」
これが感覚障害の始まりです。

体調が悪くて辛い方は、まずは自分がどのように感じているのか、自分がどのように思っているのか。
自分の抑圧に気づく事から始めてみましょう。

思っている事を言葉にしない、表現しない。
それが感覚の機能低下、感覚障害に繋がります。

また、こりすぎて痛みを感じない感覚異常や、温度や気圧の変化に顕著に影響される神経過敏な方も注意が必要です。

整体を定期的に受けて、正常な感覚で自分を俯瞰してみる時間を作るのも良いかもしれません。

ストレス社会で心身共に疲れきっていて、癒しを求めている方が多いようです。
その癒しですが、慢性的に体調が悪くて元気がない人（うつ・軽うつ等）が癒しだけを求めていても体調は良くなりません。

ストレスを受けた状態で癒すのは副交感神経。ストレスと戦うのは交感神経です。
その交感神経を鍛えないで癒しばかり求めていてもストレスから逃げる事しか選択肢がありません。
ストレス耐性を上げない限り、一生ストレスから逃げる事しか出来なくなってしまいます。

人間界でも自然界の動物でも、窮地に立たされた時の選択肢は二つだけ。
闘争か逃走、これのみです。

逃走も一つの手段ですが、自分の人生です。
逃げてばかりを選ぶのか、時には闘争の術も必要ではないでしょうか。

仕事が嫌になってやめて、ストレス耐性を鍛えないまま復職しても同じ事の繰り返しになる可能性が高いです。
その為に以前もお伝えした筋肉運動と発声という習慣が役に立ちます。

体力も自律神経からくる力です。
運動・免疫力・治癒力・調整力
脳内の脳幹や小脳が鍛えられなかったら体力は上がりません。
しかし、これら脳幹や小脳はただ動くだけで良いのです。

外に出たくなければ、家の中で掃除するだけでも良いでしょう。
掃除は精神的にも良いですし、筋肉をコントロールしている小脳が活性化しますし一石二鳥です。

部屋の掃除、机の上を整理整頓するだけでもリフレッシュできます。

私は病いを克服します！と、
私は病いを克服したいです！では結果が違ってきます。

克服したいです！は他力本願な所があり、どこか甘えがあります。
同じ意味でもちょっとした違いで、言葉の端々にその人の意思の度合いが見えてくるのです。

経済成長期はどの国も前向きな意思の力に溢れています。
どうすればもっと良くなるのか、より良く成長する為に自分の頭で考え、行動を起こす事で社会と共に人も成長していきます。

一方で、成長しきった社会では全てが充実している為それ以上考えようとしない人が増えいくそうです。
これで良いと思った瞬間から堕落が始まります。それ以上の成長は見込めません。

それくらい普段からの意思、考え方で未来が変わります。

人は本当に困ったり、行き詰った状況にならないと変わりません。
行動を起こすためには、良い意味でのストレスを与えることが大事です。

運動など体に適度なストレス（負荷）をかけつつ、定期的に整体などサポートする側を利用することで快適に過ごせる日が増えると思っております。

これから社会がどう対応、変化していくのかは誰にも分かりません。

『不安』
さて、この不安という感情ですが、不安というのは二次感情です。
実は不安の前に何かを感じています。その何かというのは個人個人で違うかと思います。

不安も身体からくる感覚。
その身体の感覚を感じて、その後どうしたいのかは自分の欲求です。

人は何かを感じないと何も言葉にしません。身体で何かを感じた時に何かに気づきます。
そして気づいた時にはじめて感情が湧いてくるのです。

その感情というのは欲求を満たしたいとする感情です。
欲求を満たす為に行動・表現し、それに対して第三者から何らかの反応があります。
それらが認められて、はじめて承認欲求となります。

漫画のキャラクターの言葉に「我が生涯にいっぺんの悔いなし」というのがありますが、これが自己承認です。
最後に自己承認がないとその欲求は完結しません。完結しないから、いつまでも頭の中に残るのです。

未完了の欲求は、未完了のまま自分の身体に溜まっていってしまいます。
そのエネルギーが、交感神経を刺激し徐々に自分の身体を弱らせていくわけです。
なので自分の欲求を感じないと、その欲求を満たす為の行動ができません。

現在地も分からず目的地も定まらない漂流状態。
自分の欲求が分からないのは漂流しているのと同じです。

やりたい事が見つからない。そもそも、やる気も起こらない。
そのような方は欲求の前段階として、整体で身体を整えたり、まずはご自身の身体の感覚を感じる事から意識してみてはいかがでしょうか。

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